まずは当院にご相談ください。
結婚して妊娠を望んでいる夫婦が、2年以上妊娠しない状態を一般的に不妊症と呼んでいます。
統計的には、妊娠を望む夫婦の約15%がこの不妊症にあたります。
6組に1組が不妊症(2012年6月23日 NHKスペシャル 不妊大国日本より)
卵巣の中で卵子が育たなかったり、育っても排卵しない状態。
卵管がつまっていたり、狭かったりすることで、精子と卵子が出会えなかったり、受精卵が移動できないなどの弊害がある状態。
精子と卵子が受精しても、子宮に何らかの異常があって、子宮内膜に着床できない状態
通常は精子の通過を助ける頸管粘液に異常があり、精子が子宮まで進入できない状態
不妊というとまずは女性に何らかの原因があると思われがちですが、不妊症カップルの半数近くが、男性側にも原因があるといわれています。
ですから男性も女性と一緒に検査を受けることが大切です。
不妊の原因となる症状が見当たらない。このようなケースを機能性不妊と言います。実は不妊に悩むカップルの3割程度はこれに相当します。
妊娠はするものの流産を繰り返す場合があり、3回以上続く時は習慣性流産と言います。
不育症はこうした習慣性流産も含め妊娠が満期に至るまでに流産・早死産を起こしてしまうことの総称です。定義的にはこうした事態が3回以上続いた時に不育症と言います。
体外受精の前後に、女性の体をリラックスさせる鍼治療をすると、妊娠率が大幅に向上するという研究結果を、ドイツと中国の研究チームがまとめました。
米生殖医療学会誌に掲載された報告によると、同チームは体外受精をうける女性160人を2つのグループに分け、一方には体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を実施。残りのグループには、鍼治療をせず通常の体外受精を行った。
その結果、鍼治療グループの妊娠率が42.5%に上がり、通常治療の26.3%を大幅に上回った。
体外受精の妊娠率は、高くても3割程度とされ、繰り返し治療を受けるカップルの精神的・金銭的な負担が問題になっている。妊娠率が向上する詳しい理由は分からないが、同学会のサンドラ・カーソン次期会長は「確実に検証されれば、妊娠率向上に役立つ手法になる可能性がある」と注目している。
「2002年4月30日 夕刊読売新聞の記事」
(ワシントン 館林牧子)
研究は結婚後5年、不妊専門機関で2年治療しても妊娠しない不妊症患者で、体外受精など高度な生殖医療を3回以上受けても妊娠できず、子宮の内膜が薄いことが原因と推定される57人(平均年齢34.7歳)が対象。
患者たちに鍼灸治療を半年以上続けたところ、31人の内膜が厚さ6mm以上など妊娠への一定基準に改善。うち14人(平均年齢33.7歳)が、冷凍保存した自分の胚を移植して妊娠することができた。
このほか、不妊の原因が分からず、月経異常や頭痛・肩こりなど、健康に問題がないのに感じる体の不調(不定愁訴)がみられる患者24人(平均年齢35.2歳)への鍼灸治療でも、7人(平均年齢36.1歳)が妊娠した。
鍼灸治療が子宮の血流を活性化させ内膜の改善に至った可能性があるほか、妊娠より先に不定愁訴が治った例が8割あった。
高度な生殖医療の妊娠率が20〜30%。これを3回受けた後は妊娠率が著しく下がるとされる。
流産を2度経験し、鍼灸治療で内膜が整い結婚6年目の今冬、出産した愛知県内の女性(41歳)は「排卵誘発剤などの連続使用で体調を崩し、身も心も限界だった。ゆっくり治す東洋医学で気持ちがほぐれた」と振り返る。
竹内病院センターの越知所長は「西洋医学を建物の補修に例えるなら、東洋医学は土台の改良工事。むやみに薬を増やすのではなく、自然の治癒力を引き出す東洋医学の知恵が役立てば」と話す。
中日新聞(平成13年12月28日号)
逆子の治療は足の小指の至陰というツボにお灸をします。
妊娠31週目(8ヶ月の4週目)までの治療で80%の方が治ったというデータが出ています。
治療は28週目(8ヶ月の1週目)から始めれます。
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